転職にかかるお金は?
退職して転職活動を行う場合と仕事をしながら転職活動を行う場合で異なります。
退職して転職活動を行う場合
1.生活費
転職活動には数ヶ月かかってしまうことが多いので、この期間、収入がないわけですからその分の生活費を確保しておく必要があります。少なくとも半年くらい収入がなくても生活できるくらいの資金は用意しておきたいものです。
ローンでボーナス払いを組み込んでいる人は、就職しても半年はボーナスが出ませんので、その分も考慮して準備しておきましょう。
2.保険料
在職中であれば給与から天引きされるものなので忘れがちなのが、医療や年金といった保険料です。医療保険は(1)健康保険の任意継続を利用する(2)国民健康保険に加入する(3)家族の被扶養者となる、の3つの選択肢があります。この中で、自己負担がないのは(3)ですが、失業給付が多いと被扶養者になれない場合があります。(1)を利用する場合は、在職中の2倍の保険料を負担することになります。(2)の保険料は市区町村によって異なりますが、問い合わせれば概算の保険料を教えてくれます。
年金保険料は厚生年金から国民年金に変わり、全額自己負担となります。国民年金には保険料免除制度があり、所定の基準に該当すると申請によって保険料の免除を受けられます。
ここで、雇用保険を受給しながら転職活動を行うことを考えている人は、雇用保険の受給資格を確認しておきましょう。被保険者としての期間が不足していると、保険がもらえないこともあります。また、退職時の年齢、勤務期間によっては受給できる日数が半分になったりします。就業規則に盛り込まれた退職金の支給規定も確認しておくといいでしょう。会社によっては、勤続3年以上勤務しないと支給されない場合もあります。
3.交通費や宿泊費
遠方に面接に行ったりすると、交通費だけでなく宿泊費もかかる場合があります。働きたい場所によっては多めにかかってきてしまうので、その分も考慮しておきましょう。
仕事をしながら転職活動を行う場合
上記の3.のみです。
だたし有給休暇がなく、どうしても休まなくてはならない場合は、給与制度を確認しましょう。勤務先の給与制度によっては、欠勤した日数の給与が支給されないケースもあります。遠方で面接を受ける際には宿泊費等もかかってきますので、多めに用意しておくことをオススメします。